ロートレック展

Henri De Toulouse-Lautrec: 1864-1901, The Theatre of Life (Basic Art)

Henri De Toulouse-Lautrec: 1864-1901, The Theatre of Life (Basic Art)

普段は美術館に行くことは無いのですが、好きな画家の展覧会が開催されていたので思い切って足を運んでみました。チケットを買って入場。ちょっとドキドキ。
美術の教科書で見た絵の本物が飾ってありましたが、思ったより絵がでかい。ロートレックと言えばポスターアートなので目立って当たり前かも。あと、絵を見る時にいつも技法をチェックしているのですが、リトグラフなのですね。いわゆる版画。ポスターだから量産しないといけないのでこれまた当たり前かも。
あらためてじっくり絵を見てみましたが、やっぱりあんまし上手く無いですね。顔がいまいちな絵がほとんど。でも、遠くから見るとインパクトがあって、顔も綺麗に見える。さすがポスターアート。しかしながら、ロートレックの絵は私の好みに合ったものが多いことに気付きました。それは黒と白のコントラストがくっきりと付いたもの。ぱっと見分かり易い絵が好きなのかも知れません。
同時代のポスター画家の絵も飾ってありましたが、日本人好みっぽいのがありました。アルフォンス・ミュシャ
Alfons Mucha. Auftakt zum Art nouveau

Alfons Mucha. Auftakt zum Art nouveau

こちらは線が整っていて輪郭がはっきりした画風で、どこかしらアニメっぽい雰囲気があります。大阪にミュシャの絵がたくさん置いている美術館があるようですので、また暇な時に行ってみたいですね。
絵に輪郭をつけるのは”逃げ”のように思いますが、いい逃げ方をしている絵はそれはそれで好感が持てるものです。