ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド
ジョジョの奇妙な冒険 (1) ファントムブラッド(1) (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/02/15
- メディア: 文庫
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時間が100分と明らかに第一部のすべてを詰め込むには無理な時間ですので、ストーリーはだいぶはしょられたものに。でも、重要な箇所はばっちりおさえれていたと思います。ジョジョファンにとっては、あの場面が無いとか、あの台詞を言って欲しかったとかありますが、それはわがままと言うもの。ストーリーのチョイスに関しては個人的には合格点。ただ、途中から説明が足らない感があるのが残念*1。
声は個人的にはぎりぎり合格点といったところ。ジョジョの小西さんは良いのですが、ディオはもう少しクリアな声の人が良かったです(名前が出て来ないですが・・)。美形キャラの声でおなじみの緑川さんも良いのですが、ちょっとハスキーがかった声がディオのイメージと少し違うかな・・と。それから、ツェペリの声は気持ち高めの声の人が良かったなと。役どころで考えると小山さんに合っているので、好みなのかも知れませんが。
映像は映画というよりOVAのクオリティ。クライマックスのやたらと綺麗な映像と、がっかりさせられた時の映像とのギャップが少し気になる。それでも、全体的には高クオリティなので良し。
結論としては、あくまでもファン向けの映画。第一部のストーリーが好きな人にとってはかなり楽しめます。
*1:吸血鬼に対向する技を「波紋」と言っておきながら、急に「オーバードライブ」と叫ぶとか。ファンなら分かるからいいですけどね。