オープンセミナー岡山2010
以前、1回だけオープンセミナー岡山に行った時は電車でしたが、今回は自動車で参加。高速道路1000円の力ですね。それより、駐車場を開放してくれる大学に感謝。ちなみに、場所は岡山県立大学。敷地内に小川が流れる、景色も建物もとてもきれなところでした。
セミナーが始まる前に思ったのは、Google Chrome率が高いということ。以前は使っていたのですが、Google Chromeが勝手に通信しているログが頻繁に出ていたので気持ち悪くて使わないようにしていましたが、毛嫌いせずに使わないとあかんのかな。
以下、セミナーの内容について。私のレベルの低さを暴露しているようで恥ずかしいですが・・・。
午前
次世代モバイルの話
- 「次世代」と呼ばれているものはすでに「現代」の話。
- 携帯のキャリア毎にサービスが孤立しているのが問題。
- サービスを広げるためにインターネットは必須。インターネットに接続する手段を複数持つ端末が必要。
すみません、正直よく分かりませんでした。
Debian6.0の話
ウブンツって読むのですね。
Lightning Talk
熱流体計算の話
- 話をし続けたら学会ができた。
好きなことを続けることは重要ですね。
BlueOnyx
- サーバ管理ソフトの話。
文書管理の話
- データ入力するのに罫線は無駄。紙のフォーマットと同じにすると入力しにくい。10年後にデータを閲覧できる保障が無い。手書きより入力しにくいフォーマット。
- 会津若松ではOpenOfficeに切り替えた。標準規格だから少しは安心?
印刷用にフォーマットを揃えることはありますが、紙に書いていたころの文化が悪い形で残り続けるのは良くないですね。でも、人相手にしていると罫線は残りそう・・。
SAHANA
- 被災地の情報管理。チリ、ハイチで使用中。
ローカルネットワーク
- 自立が難しい勉強会を支援する団体発足。
午後
Rubyの話
あのまつもとさんの講演です。多分他のサイトの方で詳しく書いていると思いますので、自分の好きな箇所だけメモ書きします。
- 簡潔さは力。Fred Brooksの法則では、ある人間が一定時間に生産できるプログラム量は言語によらず一定。少ない記述、少ないタイプ量、実行可能な擬似コードが今の言語の流行。
- 擬似コードは、include文などの決まりごとを書いていないサンプル用のプログラムコードのこと。
- 単純さを追求しない。自然な仕様。ポジティブな驚きをさせたい。
- プログラムの生産性は、ノリ、気分が重要。
- "Hello world"を出すプログラムは、RubyもPerlもPythonも同じコードで動く。Javaはロジックには関係ない宣言がたくさん必要。
- 階乗計算はJavaのように型による制約は無い。メモリが許す限り計算する。
- 内部DSL(Domain Specific Language)を作りやすい。たとえばSinatra。
- 未来のRubyは、
- 広汎・・・実行環境(スマートフォン、スーパーコンピュータなど)、適用分野(組み込み、Web、HPC(High Perfomance Computer)
- 高速・・・YARV、JIT(Just In Time)、最適化、GC(RubyのGCは遅い) ※なぜかRubyは遅いと文句を言われる。
- 分散・・・dRuby / Rinda、MessagePack、分散フレームワーク、(MVM(Multiple VM)は研究中)
- 堅固・・・Classbox、Selector Namespace、Functional、Enumerable Programming。Rubyは自分の足を自分で撃ち抜くことを許している。今は「1+1=1」に置き換えられてしまう。スコープを作って、1+1を1にしたチームだけに被害を抑えるようにしたい。
- 成功の秘密は、調査(背景知識)、継続、コミュニティ。自分がRubyが好きなのは当たり前。周りがRubyを好きだと言ってくれるのが不思議。
- 天才では無いので、”天才”と呼ばないで欲しい。
メモ書きを並べただけで整理できてなくてすみません。言語としての”自然さ”を仕様の判断材料にしているのがうれしかったです。私も自然さを大切にしようと心がけていますので。
ここで帰ってしまいました。ごめんなさい。PostgreSQLの話も聞きたかったのですが・・・。