FFAC入手
休日返上で仕事してたのですが、先輩にDVDをたくさん置いている店を聞いて帰りによってみたところ・・通常版ですがありましたよ。「Final Fantasy VII Advent Children」が。初回限定パッケージのほうがいいなと思ってましたが、コレクターじゃないのでそこまで意地を張るでもなく、あっさり購入。
OVAアニメ系が結構置いてある店で、前から欲しかったバンパイアハンターDも発見。値段は・・いつ見ても高いので今回は保留。日本語版、英語版を分けてそれぞれ5k、6k円で販売って詐欺だよぉ。カットが違うのかねぇ・・?どっちも欲しいんだけどね。理性が打ち勝ってしまうのでした。
FFACの感想
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン (通常版) [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: DVD
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気になったとこ
- 遠近感
初っ端の映像で思ったのですが、大きいはずのものがカメラアングルのせいか、それほど大きく無いように見えています。至近距離のオブジェクトを作るのは大変だと思いますので、この辺がOVAの限界なのかな。
- 剣が軽い
原作もあの超大型剣をぶん回していたので、そこは忠実に再現していると言えばいいのか・・。しかし、あれだけの実写風アニメーションなのだから、剣の重さはリアリティ出して欲しかったところ。完全リアルなら片手で持つことすら不可能なので、そこはややデフォルメで。ベルセルクみたいに勢いつけて振り下ろすくらいの迫力があってもよかったんじゃないでしょうか。でも、冷静に考えて、FFクリアレベルの勇者ともなれば、あれくらいの常人離れした強さを持っていてもおかしくないということなのでしょう。
- ティファ
原作では理不尽なほど豊満な胸をしていましたが、さすがに実写風にすると路線が外れてしまうこと必至のためやや押さえ気味に。でも大きいことには変わりなし。ただ、服が黒くてあまり目だたなかったのが残念。
- バイク好き
FF7と言えばバイクチェイス。ただ、見せ場ではイメージが先行しすぎているのか、映像が分かりにくかったです。雰囲気は分かるんだけどね。
- 特撮もの
最近は特撮ものにもCGが使われており、ゲームや映画で使われた技法が特撮ものに浸透しています。そのせいか、FFACの召還獣はウルトラマンや仮面ライダーに出てくる怪物のように見えてしまうのが悲しいところ。ゲームらしく迫力で押せばいいのに、幼稚な動きをさせるからそうなっちゃうんですよ。怪物のアニメーションには、もっと自然な動きを大切にして欲しいですね。
- 剣が軽い理由
ぱっと見、リアリティを追求しているCGアニメと勘違いしてしまいましたが、途中のバトルシーンを見てその考えを訂正。実写風な映像をした娯楽アニメというのが正解。無茶な動きをどこまで実写な人形が動きこなせるかという、おもしろい観点を追求したCGアニメととらえました。やっぱりCGはリアルでは無くアニメであるべきですね。そのほうがおもしろいよ。
結果
ネタが分かる人だけ楽しめるってこと。最近そういうの多いですね。
追加:FFACのここがすごい
映像がすごい。OVAでよくぞここまでと思います。OVAってどれも高いのに、この映像で4,800円は安いと思いました。
- ひらひら
昔のポリゴンは低ポリゴン数のためか、必要以上にロングヘアだったり、つんつん頭だったりと特徴付けていましたが、実写風にすると無理があるのは当然のこと。長髪にすると髪のなびき方とかややこしくなりそうですが、それでも長髪さんがたくさん出てきます。服も髪と重なりそうな襟の部分がひらひらしてたり、ロングコートみたいなこれまたひらひらしてる衣装を着てたり、しかもそれがごく自然だったり最近の技術ってすごいですね。
- ファイナルバトル
途中の街の風景やらは遠近感に乏しかったのですが、ファイナルバトルでは舞台のスケールの大きさが実感できます。動きにはマトリックスと似たものを感じますが、FFACは元より無茶でありえなくてかっこいいものを追求してる点で全く違っています。
- 剣の仕掛け
途中に何度もクラウドの剣のギミックが出てきますが、このアイデアっておもしろいですね。普通じゃありえないという部分は、すでに”これはアニメ”ということでクリアしているため問題無し。この無茶な仕込み剣がファイナルバトルのリミットブレイクの複線となるわけですが、それがハンパじゃなくかっこいい。その映像だけでも見る価値ありです。
ついでに、クラウドの衣装がそのギミックを補う装備になっているとこが凝っていてすばらしいです。さらにバイクの仕掛けも・・ここはやりすぎの感も。
キャラクターについて
各キャラクターについて感想を一行ずつ・・・いや一行目標で。
- クラウド
- 目って緑色じゃなかったっけ?でも、無口なのは相変わらず。ビジュアル系過ぎだが、そういうアニメだから仕方ないか。
- ティファ
- クラウドとの関係がいまいちはっきりしないヒロイン崩れ。声が女優っぽいと思ってたらやっぱ女優みたい。演技してる感が前面に出ていて声優としては下手。
- レノとルード
- うだうだしたストーリーを和らげてくれるムードメーカーな名コンビ。殺しても死なないやられ役。個人的には好きだな。
- ヴィンセント
- 次期主人公だけあってクールで動きもスマート。ぼろぼろだけど色あせしない真紅のひらひらマントが素敵。変身を期待してたのだが・・。
- シド
- ファイナルバトル観戦中の台詞が大好き。いい味出してます。出番の数はちょい役程度だが、飛空挺の熱血オヤジがばっちり表現されています。
- バレット
- 案外こういうキャラって和製CGアニメに出て来ない気がしますが、体格のいいマッチョさん健在でした。動きも鈍いところがGOOD。
- ユフィ
- マテリア娘も健在。最初の登場シーンで乗り物酔いしているところがナイス。強烈な個性は無いけれども元気ッ子でいいですね。
- レッドXIIIとケットシー
- 脇役。声がどっちも似合わない。レッドはもっと渋い声、ケットシーは小飯塚さんのような声が合ってそう。
- セフィロス
- 長い髪を振り乱しての壮絶バトルは圧巻。CGクリエーターがんばってますっ。
- エアリス
- ヒロインのはずだったが予算の都合(?)で生き返らなかった悲しい存在。すでに人間ではない。異質すぎて扱いに困ります。
- ザック
- 外伝アニメ(「CRISIS CORE」だっけか?)でどうぞ。
- その他敵役
- 和製アニメの悪い部分の塊。