精神面の話

一時期ダニエル・キイスの本にはまっていたこともあり、ちょっと前に精神病関連の本の話を書きましたが、話や知識として興味深いだけであってそれほど影響を受けたとは思いません。考え方に全然影響しないと言えばウソになるけれども、本を読んだからと言って精神病になる訳でも無し、むしろよりいっそう自分がまともだなーと思うようになるくらいですかね。
そういう訳で、今回は精神面に影響を受けた本のことを少し書いてみましょう。前にコメントを書いた「切腹」って本じゃないからご安心を。

哲学書

一度、哲学書を読むのにチャレンジして惨敗したと書きましたが、途中であきらめた本とは言うものの心に残る言葉がありました。前に書いたかもしれませんが・・。
「人間は天使でも悪魔でも無い。しかし、天使になろうとすると人間は悪魔へと変貌する。」
めっちゃいい言葉ですね。それまで哲学と言うか為になる言葉のようなものはどこか小奇麗なところがありましたが、この言葉の考え方、戒めは感銘を受けました。この言葉にはだいぶ影響受けてると思います。特に、ちょっとひねくれたとこが素敵。

確率統計学

思いっきり勉強がらみですが、確率統計の考え方にも感銘を受けました。ものごとが起きる確率は、起きる確率の分布がパルス的でも無く平均的に広がっているわけでもなく、その瞬間の前後に起きる確率が高くなっていて、ピーク時には一番確率が高くなる。
例えば、ある道に車が一時間に平均6台通るとしても、1台通った後10分間は車が通らないと言う訳では無く、むしろ、もう1台車が通る確率が高いんじゃないかと考えられる。実際は手前の信号に2台車がつかまって、そのまま2台がその道を通り過ぎたりするんだろうけどね。
まぁ、そういう想像を膨らませると、物事が起きるのに偶然はほとんどなくて必然じゃないかなと思えてきます。ただ、その必然は平均的でもパルス的でも無く、起きる確率が高いだけなんじゃないかと思ったり。
さらに膨らませて、運も必然と考えたりします。本当のランダムなものは無いと思います。例えばサイコロを転がして1が出たとして、全く同じ条件で振るとまた1が出るかという問いにはこう考えます。
「1が出るとは限らない。ただし1が出る確率が高くなる。」
運も実力さ。・・・授業中に何考えてただろね。今では授業の内容はほとんど覚えていませんがね。