ドラゴンランス戦記/伝説

ドラゴンランス伝説〈6〉奈落の双子 (富士見文庫―富士見ドラゴンノベルズ)

ドラゴンランス伝説〈6〉奈落の双子 (富士見文庫―富士見ドラゴンノベルズ)

昨日紹介したファンタジー小説の中でも特におすすめなのがドラゴンランスシリーズ。戦記では長編ファンタジーRPGのような楽しさが、伝説ではSFのような四次元に広がる広大な世界を体験できます。よく続編では面白くなくなる作品がありますが、ドラゴンランスは戦記、伝説共に名作だと思います。

主人公達

和製ファンタジー小説では超人的な力を持った主人公が定番ですが、ドラゴンランスの主人公は(弱い訳では無いが)普通の冒険者です。ドラゴンブレスを食らえば即死します。最終的には英雄と呼ばれるまで強くなりますが、それでもドラゴンブレスを食らえば即死するでしょう。
主人公達の種族は様々で、人間、ハーフエルフ、ドワーフ、ケンダー族(小人)。途中からエルフも参戦したかな。また、正反対の能力を持った双子、騎士と認められては居ないが騎士の魂を持つ者、裏切り者、神に見捨てられた世界の癒し手と個性豊か。個人的にはケンダー族のタッスルが好きですが、他のキャラクターもとても魅力的です。

世界

300年前に神々に見放され「大変動」により破壊された世界。神を信仰するものはおらず、癒し手は居ない。地形も大きく変わっているため、正確な地図が存在しない。戦記では、正義の神パラディンと暗黒の神タキシスが地上に降臨し、ドラゴンランス戦争が起こる。
神が降臨した時にはその神の星座が消える。天界(奈落)に戻ると、星座が現れる。伝説では星座の存在もひとつのキーワードになっているところがおもしろい。

設定

剣と魔法の世界。いわゆる中世風の王道ファンタジーです。D&Dが元なので、魔法を唱えるにはあらかじめ準備が必要とか、いろいろ制約があるみたい。実際D&Dをしたことないので、それ以上は分かりませんが・・。

本は・・・

ドラゴンノベルズから出版されていたが、廃版となっていたらしい。最近アスキー出版から再版されたようですが、値段を見ると・・。ハードカバーにでもなったのかね。続編も出ているらしいので、余裕があれば買ってみようかな。