God of War

ゴッド・オブ・ウォー カプコレ

3Dアクションの洋ゲーです。ギリシャ神話をモチーフにしたダークヒーローもの。主人公はゴツいスパルタの戦士クレイトス。声が玄田哲章さんと聞けばイメージが付くでしょう。
何と言っても圧巻なのが作りこまれた雰囲気とビジュアルの緻密さ。遠くの方で背景として見えていた怪物にだんだん近づいていく演出も良く、絵も粗くなく自然で感動します。船内を進んでいたら突然ドカーンとでかい化け物が出てくるのは、ホラー物が苦手な私としてはちょっと勘弁・・。端から見る分には良いのですがね。
音楽はコーラスっぽいBGMが流れます。神話の雰囲気にマッチしてGOODです。映像を見る限りではジャーマンメタルが似合いそうですが、試しにBlindGuardianを聴きながらプレイしてみるとちょっとちぐはぐ。見るのとプレイするのは別ってことかも知れません。デモ映像＋メタル音楽は合うと思います。
主人公の武器は双短剣に鎖が付いたもの。鎖を伸ばして攻撃するので、短剣と言ってもリーチはかなり長いのでご安心。弱、強の組み合わせで簡単に派手なコンボになるので爽快です。
このゲームの特徴で、ボス戦など強敵と戦う時に敵の上にコントローラーのボタンのマークが出る時があり、このボタンの順番に入力(時には連打)すると敵に大ダメージを与えることができます。この時のアクションのビジュアルが通常攻撃とは違い、かなり映画的な演出の映像になります*1。ただ、洋ゲーなので、かなり残虐なアクション映像を拝むことになります。
とても丁寧な作りで良質のアクションゲームです。操作性や演出のアイデアを見る限りでは日本的なものを感じます。そういえば、最近はこんな感じの演出に凝った爽快感のある日本製ゲームってあまり見ないなと思いました。続編や保守的なものが乱立してきたかな・・と。
アクションゲームが苦手な人(私のような人)でも、Easyモードでプレイすれば大丈夫そうです。やられても直前から再スタートできる親切設計なので安心。ど派手な演出と爽快なアクションを楽しみたい人にはとてもお勧めできます。ただし、16歳以下は買っちゃダメですヨ。

*1:ムービーに入る訳ではありません。あくまでもゲーム画面のままのアクションです。