ダニエル・キイス

24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録〈上〉

24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録〈上〉

精神病と言えば、ダニエル・キイスです。「アルジャーノンに花束を」が有名ですが、最初に読んだのがこの「24人のビリー・ミリガン」。全4巻すべてハードカバー版を買って読みました。実は、当時は発売して間もない頃だったのでハードカバーしか無かったんですけどね。
話は実際にあった多重人格の人の話。一人の人間に様々な国、年齢、性格の人格が居て、それぞれの人格が生まれた理由があり、そしてその人格の統合の過程が書かれています。人格をまとめる話は地道で、読むのがちょっとしんどくなる内容でしたが、全部読みきれたのはやっぱり興味があったんでしょう。
他に多重人格の話は「5番目のサリー」とかも書いていますね。もちろんこれも読みました。でも、精神病系の話を読むと、やや気分が鬱になってしまうのが難点です。